平成23年度 夏季特別展


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2011年7月16日(土)〜8月28日(日) |
●休館日 毎週月曜日(ただし7月18日は開館、翌7月19日休館)
●開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
●入館料 一般400円 大高生200円 中小生150円
※20名以上は団体2割引
※和歌山市内の小中高生は土曜日入館無料
※和歌山市老人優待利用券ご提示の方は入館無料
●後援 大田区立龍子記念館
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日本画家・川端龍子(1885-1966)は、和歌山で生まれ、日本画壇の革命児と呼ばれました。この展覧会では、龍子の生涯にわたる代表的な作品が里帰りします。また、彼の故郷和歌山に対する想いを探ります。さらに、和歌山市が龍子の後継者の育成を期して開催した龍子賞展大賞受賞作もご覧いただきます。
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《展示構成と主な出品作品》
T龍子の美
大正3年(1914)に日本画家としての地位を固め、昭和41年(1966)に没するまでの、龍子の生涯にわたる代表作品を、1期(大正3〜10年)、2期(大正11〜昭和3年)、3期(昭和4〜7年)、4期(昭和8〜20年)、5期(昭和21〜41年)の各期の作品をご覧いただきます。
・花と鉋屑 (大正9年・1期、大田区立龍子記念館蔵)
・佳人好在 (大正14年・2期、京都国立近代美術館蔵)
・一天護持 (昭和2年・2期、大田区立龍子記念館)
U龍子の日々―戦争と平和―
龍子の日々の営みをご覧いただきます。龍子の創作に用いた道具類、龍子が日本画家として大成するまでに携わった挿絵作品、忌まわしい戦争時代の龍子を語る資料に加え、彼が立ち上げた青龍社に関わる資料をご覧いただきます。
・龍子所用五連筆(大田区立龍子記念館蔵)
・龍子画花咲き双六(明治45年、本館所蔵)
・天壇遠望(スケッチ、昭和14年、川端家所蔵)
V龍子賞大賞受賞
和歌山市は、市出身の日本画家・龍子の業績を讃えて、昭和41年(1966)に名誉市民の称号を捧げました。また、龍子を継ぐ日本画家の出現を期して、昭和61年から、10回にわたって龍子賞展を開催し、新進日本画家の登竜門として、高い評価を受けました。第1〜10回までの大賞受賞作品を一堂にご覧いただきます。
・第1回大賞受賞作 森田りえ子 白日(昭和61年)
・第2回大賞受賞作 若山千麻子 環(昭和63年)
・第3回大賞受賞作 岩井文 衣綏(平成2年)
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一天護持
(昭和2年・2期、大田区立龍子記念館) |
佳人好在
(大正14年・2期、京都国立近代美術館蔵) |
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和歌山城
(昭和33年・5期、和歌山市) |
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龍子画花咲双六(明治45年、本館蔵) |
第1回龍子賞大賞受賞作 森田りえ子 白日(昭和61年) |
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関連イベント |
●記念講演(2階講義室、定員140名)
「川端龍子と和歌山」 寺西貞弘(当館館長)
7月23日(土)午後1時30分〜3時
「川端龍子と龍子賞大賞」 川口直宜氏(泉屋博古館分館長)
7月30日(土)午後1時30分〜3時
「川端龍子の画業と龍子記念館」 南雲有紀栄氏(大田区立龍子記念館学芸員)
8月6日(土)午後1時30分〜3時
※講演会参加者には、龍子作品の記念絵はがき(5枚セット)をプレゼントします。
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